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●実車と製品について |
155系修学旅行電車は当時最新の153系電車をベースとして、戦後のベビーブームで中学生になった学童の修学旅行専用車両として昭和34年(1959)に登場しました。 使用する入線区間に制限を受けないようにと全車両を低屋根構造としたため、個性的な四角い車体構造となりました。 修学旅行列車は途中客扱いをしないために乗降する扉幅を狭めるなど車内スペースの確保を優先し、片側6人掛+片側4人掛のボックスシートを採用、通路は車体中心線からずれた配置となり、加えて全ボックス席に脱着式の大型テーブルを配置するなど、他例に類を見ない非常にユニークな工夫が随所に見られました。 また、修学旅行色として朱色と黄色の明るい配色を採用し、使用された列車名から「ひので形電車」とも呼ばれています。 |
●製品の特徴 |
◆修学旅行輸送がピークを迎えた昭和40年(1965)頃の田町電車区所属の一次形を製品化。 ◆低屋根構造となっている四角い車体を的確に再現。昭和37年(1962)以降の朱色3号と黄色5号の鮮やかな車体色を忠実に表現。 ◆グローブベンチレーター搭載、3列+2列のボックスシート、など155系の特徴を再現。 ◆定評あるフライホイール搭載動力ユニット装備。スムーズな安定走行を実現。 ◆ヘッド/テールライト、前面表示点灯式(消灯スイッチ付)、前面表示は「修学旅行」を標準装備。前面交換用として無地部品を付属。 ◆連結器は先頭部・中間部ともにボディマウント式KATO伸縮密連形を標準装備。実車に見られた最長16連編成にも対応。 ◆先頭部にはお好みで胴受部品(ユーザー任意付属部品)を取付可能。 ◆先頭車の台車にはスノープロウを装備。前面ホロ枠を銀色で再現。 ◆クイックヘッドマークとして(「ひので」「きぼう」「わかば」「びわこ」)を付属。 |
●その他・備考 |
◆セット内容 (10-1299) クハ155-3 + モハ114-2 + モハ155-2 + サハ155-1 + クハ155-1 + モハ154-1(M) + モハ155-1 クハ155-2 (10-1300) サハ155-2 + モハ154-3 + モハ155-3 + クハ155-4 |
カトー Nゲージ鉄道模型