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●実車と製品について |
115系は1962年に登場した111系の寒冷地・勾配線区対応出力増強版として1963年から製造開始された直流近郊型電車です。仕様や機能・構造を変えながら1983年まで総合計1921両が製造され、名実ともに日本の近郊型電車の代表格として直流電化区間で活躍する姿が長年多くのファンに親しまれました。1982年に115系の最終製造グループとして登場したのが3000番代で、広島地区に投入されました。117系に準拠した2扉転換クロスシートの客室と、当時としては斬新なクリーム地に青帯の「瀬戸内色」をまとった姿は一世を風靡しましたが、メカニズムの面では従来の115系に準じており、旧来の新性能直流近郊型電車との混結も可能です。 1979年に大阪地区の「新快速」向けにデビューした117系は国鉄近郊型電車としては破格の空気ばね台車装備、2扉転換クロスシートの接客設備を誇りましたが、国鉄分割民営化後には3扉転換クロスシートの221系の投入に伴って短編成化と地方転出が始まり、余剰の中間車ユニットは岡山地区で115系の先頭車と組合わせて使用されることになりました。1991年度から翌年度中までに11ユニット22両にジャンパ連結器や補助電源回路の改造、混雑対応のセミクロスシート化、車体塗装の変更などの115系対応改造が行われました。種車の機器配置はおおむね活かされる形で改造されたため、パンタグラフがモハ115形に設置されるなど車体形状以外にもさまざまな本来の115系との相違点が見られました。改造された中間車は3500番代に区分され、2001年度には追加で3ユニット6両が改造されています。 2025年現在でも体質改善工事が施工された車両が下関地区で115系3000番代と共に活躍を続けています。一見すると兄弟形式のようにも見える両者ですが、窓サッシ外枠の形状や側面行先表示器の位置、パンタグラフ設置車両などの相違点があり、混結された編成ではこれらの相違をつぶさに観察することが可能です。 |
●製品の特徴 |
◆3000番代の先頭車と117系由来の3500番代中間車から構成される4両編成 ◆4両ともクーラーがWAU709に交換された姿 ◆4両とも妻面の縦樋は銀色仕上 ◆フロントガラスに編成番号「N-18」を印刷 ◆前面ワンマン表示、白地および黒地の行先表示を含んだシールが付属 |
●その他・備考 |
◆セット内容 クハ115-3018 + モハ115-3502(M) + モハ114-3502 + クハ115-3118 |
マイクロエース Nゲージ鉄道模型