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●実車と製品について |
国鉄では長距離優等列車の電車化という世界に類を見ない試みを1958年のモハ20系(のちの151系)で成功させ、東海道線の昼行特急は続々と151系で運転されるようになっていました。また派生系列の準急型モハ91系(153系)や日光線向け抑速ブレーキ付特別準急用157系などの登場により、一躍電車王国としての地位を確立した国鉄では、次の課題として太平洋側と日本側を最短距離で結ぶ、上越線における特急電車運転を研究することになりました。 当初は151系を編成短縮の上で投入する計画でしたが、連続勾配区間において主電動機の熱容量を超過するなどして試運転列車が立ち往生した結果を受け、151系の車体と157系の電装品を組み合わせた設計の新系列161系が誕生し、1962年から待望の特急「とき」としてデビューしました。 161系はわずか15両のみが登場した少数派でしたが、1965年以降は出力強化、歯数比変更などで181系化され、151系の転用グループとともに長らく越後路で活躍する姿が見られました。 製品は登場直後の9両編成で、運転室屋根上のヘッドライトやマーカーランプなど、晩年の上越線181系とは異なる魅力に溢れています。 |
●製品の特徴 |
◆A0802(2005年4月出荷)を基に、161系で統一された編成をモチーフとした製品 ◆モロ161、モロ160扉脇の等級表示は「1」を印刷 ◆パンタグラフ脇の避雷器はカバーなしのLA15型を装着 ◆ヘッドマークは白色透過素材製、「とき/朱鷺/TOKI」を印刷済 ◆保安標記が車体に掲出される前、信号炎管が設置される前の姿 |
●その他・備考 |
◆セット内容 クハ161-1 + モロ161-1 + モロ160-1 + サシ161-1 + モハ160-1 + モハ161-1(M) + モハ160-2 + モハ161-2 + クハ161-2 |
マイクロエース Nゲージ鉄道模型