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●実車と製品について |
C58形は大正時代に製造された貨物用機関車の9600形と旅客用機関車の8620形を置き換えるための貨客両用機関車として1938年に登場しました。 北海道や四国を含む日本全国のローカル線で活躍したほか、私鉄や樺太向けにも同形機が製造されました。 東北地区では東北本線から分岐する陸羽東線、陸羽西線、山田線、八戸線など、多くの路線でC58形が使用されていましたC58形239号機は1940年に製造され、当初は稲沢機関区や奈良機関区など関西エリアで活躍しましたが、1943年に宮古機関区へ転属、以来廃車まで東北地区で使用され最後は八戸機関区で1972年まで使用されました。 同機は1970年に山田線最後の蒸気機関車列車をけん引しています。 廃車後は岩手県営運動公園で静態保存されていましたが、2011年の東日本大震災からの復興支援の一環で動態復元が行われることとなり、2012年に大宮総合車両センターに搬入のうえ復元工事が実施されました。 2014年には復元工事が完了し車籍が復活、以降は盛岡車両センターに所属し釜石線で運行される「SL銀河」のけん引機として活躍しています。 「SL銀河」は客車として使用されるキハ141系の老朽化により、2023年春に運行終了となる予定です。 |
●製品の特徴 |
◆給水温め器やランボードに装飾のない2014年の復活当初の姿を新規製作で再現 ◆キャブ窓は空いた姿を再現 ◆本体ヘッドライトは主灯・副灯とも小型のLP405形を装備した姿を再現 ◆炭水車のヘッドライトは大型のLP403形を装備した姿を再現 ◆ナンバープレートは別パーツ付属「C58 239(黒地)」 ◆ヘッドマーク「SL銀河」付属 ◆フライホイール付モーターをボイラー部の中に搭載 ◆ヘッドライトは常点灯基板装備 ◆本体・炭水車のヘッドライトは点灯式(補助灯は非点灯) ◆先輪はスポーク車輪採用 ◆キャブの明かり窓は開閉可能 ◆ハンドレールは金属線を使用し工場取付済み ◆解放テコは別パーツで再現(前後共) ◆炭水車の標識灯は一体式でレンズは別パーツを取付済み ◆重連運転用前部カプラー付属 |
●関連商品 |
◆キハ141系旅客車(SL銀河用客車)4両セット |
●その他・備考 |
◆セット内容 C58 239(M) ※通過半径はC280以上となります |
トミックス Nゲージ鉄道模型