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●実車と製品について |
キハ80系列は、初の特急形ディーゼルカーとして1960年に開発され上野~青森間を常磐線経由で運転する特急「はつかり」でデビューしました。 1961年には全国に特急列車網を構築するため、改良を施した車両が増備され、編成単位の走行性向上のため食堂車も走行用エンジンが搭載されたり、ボンネット型の先頭車キハ81形は分割併合可能な貫通構造の先頭車キハ82形に変わり、このグループから通称的にキハ82系とも呼ばれました。 キハ82形の前頭部は前面に扉があるにもかかわらず、大きなパノラミックウインドウに優美なライトケース、翼のような塗分けなどデザイン的にも優れた先頭形状を誇り、その姿から各路線で「クイーン」とも称され、四国を除く全国各地の非電化路線を中心に活躍しました。 北海道初の特急列車となった函館~旭川間(のちに釧路)の特急「おおぞら」を皮切りに函館~札幌間には「北斗」、小樽経由で函館~旭川間の「北海」、函館~網走間の「おおとり」、札幌~網走間の「オホーツク」など道内全ての特急列車で運用されました。 キハ82形900番代は、「はつかり」電車化後のキロ80形初期車を元に先頭車化された車両で、側面窓はグリーン車時代の小窓そのままの姿が特徴で大宮工場で2両が改造され、901番、902番それぞれ各地転属したのち後年は2両とも札幌運転区でそろって配属となり、特急「北斗」「オホーツク」を中心に活躍しました。 |
●製品の特徴 |
■<全製品共通> ◆ハイグレード(HG)仕様 ◆ドアレールは銀色を印刷 ◆車番は選択式で転写シートは各基本セットおよび7439単品に付属 ◆各基本セットおよびキハ80形M単品の動力車はフライホイール付動力M-13モーター採用 ◆新集電システム、黒色車輪採用、TNカプラー(SP)標準装備 ■<97200・97201のキハ82形共通> ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は常点灯基板装備、ON-OFFスイッチ付 ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は電球色LEDによる点灯 ◆前面表示部はカラープリズム採用により白色に近い色で点灯 ◆乗務員扉の窓は北海道車特徴のタブレット保護格子を印刷で再現 ◆前頭部のジャンパ栓・ホースは別パーツで再現 ◆ヘッドライトリムは900番代は銀色、それ以外はクリーム色で再現 ■<97200・97201のキロ80形共通> ◆グリーン車のキロ80形の屋根上には青函連絡船運航に関する情報用無線アンテナを別パーツで再現、配管は屋根にモールドで再現 ■<97200>について ◆キハ82形は両車とも当初よりクーラー5台搭載した後期型で再現 ◆キロ80形の車掌室窓は北海道特有の内開きに改造された車両で再現 ◆前頭部貫通扉の渡り板は交換式で、函館所属のグレー装着、札幌所属のクリーム色を付属 ◆交換式トレインマークは印刷済みパーツ「おおぞら(文字)・北海(イラスト)」を付属 ■<97201>について ◆キハ82形は改造車の900番代とクーラーが増設された初期型で再現 ◆キハ82-900形は車体新規で特徴的な小窓の側面を再現 ◆キロ80形の車掌室窓は原型窓の車両で再現 ◆札幌所属のキハ82-900形により貫通扉渡り板はクリーム色を装着」を付属、「オホーツク」は太めの文字と赤文字の2種を付属 ■<97202>について ◆97200か97201の各基本セットと組合わせることでキハ82系で食堂車のキシ80形入った標準的な7両編成が再現できる増結セット ◆キシ80形は北海道所属車で見受けられた乗務員用窓が増設されたタイプで再現 |
●関連商品 |
◆キハ82形(後期型・北海道仕様) ◆キハ80形(M) ◆キハ80形(T) ◆トレインマーク(キハ82系用・文字A) ◆トレインマーク(キハ82系用・イラスト) |
●その他・備考 |
◆セット内容 (97200) キハ82(後期型) + キロ80 + キハ80(M) + キハ82(後期型) (97201) キハ82 900 + キロ80 + キハ80(M) + キハ82(初期型) (97202) キシ80 + キハ80(T) + キハ80(T) <特記事項> ◆特性の違いによりM-13モーター以外の動力車との連結は避けてください |
トミックス Nゲージ鉄道模型