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●実車と製品について |
キハ56系は、キハ58系列の酷寒地向けとして北海道に投入された国鉄の急行形ディーゼルカーで1961年に登場しました 基本構造はキハ58系と同様ですが、側面窓上下寸法がキハ58系より100mm狭く内側にもガラス窓がある二重窓構造や、床板は保温性と滑り止めから木製になるなど酷寒地向けの装備が施されました。 グリーン車のキロ26形は、道外向けのキロ28形が座席2列分で中央に桟がある大型下降窓に対し、座席1列に対し1つの小型の窓となり外観が大きく異なりました。 0番代はその後登場する100番代とは後年改造を除き、乗客用ドア下の丸い小窓や乗務員用窓下の点検口が無いことが特徴となっていました。 急行「狩勝」は札幌~釧路間を富良野経由で結ぶ急行列車として活躍し、一部は根室からや富良野線を普通列車で運転された旭川発着もありました。 1981年石勝線開通で札幌~釧路間の輸送のメインがそちらに移ると、ローカル急行的な存在となり編成数が減少しますが、1985年に道内のディーゼル急行からグリーン車が廃止されるまで、キロ26形を連結した急行列車らしい姿を保ち、現在は快速列車でその名称を残しています。 |
●製品の特徴 |
<共通> ◆ハイグレード(HG)仕様 ◆乗客用ドア下に丸い小窓が無い各0番代車を新規に再現 ◆先頭車前頭部のジャンパ栓・ホースは別パーツで再現 ◆ヘッド・テールライトの遮光ケースは小型の遮光ケースにより、前頭部周りのシースルー感が向上 ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は常点灯基板装備、ON-OFFスイッチ付 ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は白色LEDによる点灯 ◆ヘッドライトはカラープリズム採用により電球色に近い色で点灯 ◆前面表示部は交換式で印刷済みパーツ「急行・快速・普通(白地)・白幕」を付属 ◆車番・所属表記は選択式で転写シート付属 ◆新集電システム、黒色車輪採用 ◆TNカプラー(SP)標準装備 <98579>について ◆グリーン車のキロ26-0形と動力車のキハ56-0形が入った4両セット ◆急行「狩勝」以外の北海道内急行列車にも使用可能 ◆キロ26形の等級帯は選択式で転写シートに付録 ◆フライホイール付動力・M-13モーター採用 <7428>について ◆増結や他形式との連結遊びができるキハ56-0形のトレーラー単品 <7429>について ◆増結や他形式との連結遊びができるキハ27-0形の単品 |
●その他・備考 |
◆セット内容 (98579) (1) キハ56 + (2) キロ26 + (3) キハ27 + (4) キハ56(M) |
トミックス Nゲージ鉄道模型