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●実車と製品について |
沿線に地磁気観測所がある常磐線は、観測に影響がでない交流電化の区間が起点より比較的近距離からあるため、そこを通し運用する電車として交直流両用の近郊形電車401系が1960年に開発されました。 両開きドアを片側3か所配置して、セミクロスシート構造を持つ車体形状は、その後の国鉄近郊形電車の基礎となりました。 初期の前面形状は、153系と同形状の前面窓が大きい低運転台でしたが、途中から153系同様踏切事故対策による高運転台構造を採用し、前面窓の縦寸法が短くなりました。 パンタグラフを搭載したモハ400形は、屋根上の機器類や床下にある主変圧器により、交直流電車の特徴を色濃く現していました。 車体塗装は、ローズピンクと呼ばれる赤13号を纏い「赤電」と親しまれますが、1985年開催のつくば万博に備え、1983年よりクリーム色に青帯の姿へ順次変更され、同系列で出力アップ版の403系や415系と共に活躍しました。 |
●製品の特徴 |
<共通> ◆ハイグレード(HG)仕様 ◆クハは高運転台でクリーム10号に青20号の帯の姿を再現 ◆クハは乗務員扉からサッシ窓までの寸法が113系と異なる車体を再現 ◆前面貫通扉の渡り板は別パーツ化で小型あるいは大型に選択可能 ◆検電アンテナ台座は円錐型を装着、角型は付属のパーツで交換可能 ◆常磐無線アンテナは配管をモールド、アンテナ本体は新規パーツ取付済み ◆各車両の床下は新規で、特徴あるモハ400形の主変圧器などを再現 ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は常点灯基板装備、ON-OFFスイッチ付 ◆ヘッド・テールライト、前面表示部は電球色LEDによる点灯 ◆前面表示部はカラープリズムの採用により白色に近い色で点灯 ◆前面表示部は交換式で印刷済みパーツ「普通(白地)」「(白地)」を付属 ◆車番は選択式で転写シート付属 ◆新集電システム・黒色車輪採用・TNカプラー(SP)標準装備 <98582>について ◆モハ401形が動力車の基本4両セット ◆フライホイール付動力、M-13モーター採用 <98583>について ◆モハ401形がトレーラー車の増結4両セット |
●その他・備考 |
◆セット内容 <98582> クハ401(奇数車) + モハ401(M) + モハ400 + クハ401(偶数車) <98583> クハ401(奇数車) + モハ401 + モハ400 + クハ401(偶数車) ※走行に支障が出る場合がありますので、 M-13モーター以外の動力車との連結走行は避けて下さい |
トミックス Nゲージ鉄道模型